2009年08月04日

ALPS5℃ 「Music Body!!」

ALPS5℃ 「Music Body!!」

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5ピースバンド ALPS5℃ のセカンド・アルバムがついに完成!ジャズ・ファンク要素やディスコビートをふんだんに織り交ぜたダンスナンバーの連続、しかし楽曲のバリエーションは幅広く、#2「シグナル」冒頭でクールな4つ打ちや#12「Big BOIN」のアップテンポな裏打ちビートなど、バンドの柔軟な表現力・アレンジに度肝を抜かされます。ひたすらリスナーをダンスへと誘うガッチリしたリズム隊、自由自在に音とリズムを司り楽曲の表情を決めるギター、そしてそのアンサンブルにもう一段階深い味わいを加えるキーボードの音色が響き渡り、それらが渾然一体となった時のうねりは止まること知らず。そして彼らのオリジナリティを決定付けるのは Vo. 松浦氏の必殺メロディ。ここまでバラエティに富んだ楽曲を 「ALPS5℃」流 POP サウンドとしてまとめ上げ、加えて喜怒哀楽を歌で巧みに表現しています。この感触は他のバンドでは味わえない文字通り彼らだけのもの。そして彼らの孕む中毒性は高し!様々な展開を孕むフルボリュームな全13曲、是非聴くべし!

Myspace

発売日 : 2009.7.20
自主企画
価格 : \1000(tax in)
posted by puri at 22:06| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

V.A. 「NO MATTER WHERE WE GO」

V.A. 「NO MATTER WHERE WE GO」

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発売から日が経ってますが、7/12 THE SENSATIONS 企画に併せてこのタイミングで強引にレビュー!去年末に OSAWA17 (THE SENSATIONS, SEVENTEEN AGAiN, GIRL FRIEND) 率いる I HATE SMOKE RECORDS がドロップしたてんこ盛りコンピレーション・アルバム。現在のライブハウスシーンで活躍中のバンドをコレでもかと収録、その数なんと総勢37バンド37曲!それでいて840円という破格の値段だから物凄いです。まあ値段のことは置いといてそれよりも凄いのがやっぱり内容です。今年の1月にピックアップしたビッグ・バン的カオティックバンド Wienners や、MUGWUMPS ・ yellow gang などを始めとする一撃卒倒な激パンク、SPUNKY・FRIDAYZ・THRAX(音質がすげえ) などの炸裂ハードコア、またその中に入ることで一際センスが浮き彫りになってくる Sunny day hit singers のぐっとこみ上げて来る歌声とか neko! のウォームなアコースティックサウンド、THE COMMiTMENTS のメロディセンス、更に WITCHCRAFT ACT や WONDERFUL HAPPENS のグッド・フレーズ、また「?」な謎の楽曲を提供した PASTAFASTA など、もうてんこ盛り過ぎてこんな小さなスペースでは紹介しきれないので買ってください!

Myspace
mixi

発売日 : 2008.12.19
レーベル : I HATE SMOKE RECORDS
品番 : IHSR-010
価格 : \840(tax in)
posted by puri at 22:43| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ALL IS VANITY 「嘘の真実」

ALL IS VANITY 「嘘の真実」

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全ての生命の存在を鼓舞するように打ち鳴らされ、掻き乱されてはぶつかり合って化学反応を起こしていく音の応酬が生々しくヘッドフォンにまで伝わってくる。ここにあるのはお互いの呼吸を合わせて一つの塊を作っていく作業ではなく、格闘技の如くただひたすら互いを攻撃し合い、煽情し合った上で生まれるバキバキの緊張感の中で露わになった表現へのハングリー精神である。リズムは変則的に動いたり鉄壁のグルーブを作り出したりと慌しく変化し、とにかく安定を許さない。次々と予想を裏切り展開していく曲構成。また2本のギターから吐き出されるリフの噛み合わせはこれ以上ないと言える程に絶妙で、ボーカルはハイトーンでありながら太く響き渡り、前面に出まくっている。全てのパートが最大の自己主張を貫き通し、まるで他を潰しに掛かっているかのようで、しかしそれによってそれぞれが刺激を受けて能力を最大にまで引き出している。これはロックか? オルタナティブか? エモか? そんな事は解らないがただ一つ言えることは、これは ALL IS VANITY という5人組がぶっ放したヌルい音楽への挑戦状だ。皆これを聴いてビビればいい。こんな怪物のような音楽は己を削らないと出来無いし、彼らはここまで音楽に身を投じているからこそこんな怪物作を作り上げた。

mixi

発売日 : 2009.1.29
自主制作
価格 : \500(tax in)
posted by puri at 22:19| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

Plat Home Nine 「Replaceable」

Plat Home Nine 「Replaceable」

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Plat Home Nine による新作5曲入りみミニ・アルバム。
前作「Portlait」よりアンビエントの傾向を強め、その中で引き立つ凛としたバンドサウンドとの相互効果により今まで以上にはっきりと姿を現した完全なる彼らのオリジナリティ。前作中に顕著であった各々の楽器とボーカルが交わる絶妙なバランスポイントは引き続き保たれており、優しく包み込むように鳴らされるシンセサイザーの旋律とギター、ライドシンバル・クローズドリムショットの刻みとの絡みは、それこそ「これしかない」というポイントで成立している。それが終始一貫してサウンドを支配することにより緊張感は途切れを全く見せることが無く、構築される世界は拡大を止めない。ヘッドフォンを装着し目を瞑った途端リスナーはこの世界から切り離され、5曲分の幻想的な世界へと誘われる。CDの再生が終わった後もその余韻は心地良く脳のチルアウトを促しいつまでも心に留まるが、それだけでは満足行かずつい2回目の再生ボタンを押してしまう。彼らの発生する引力はそれ程までに強力なのである。

Myspace
mixi

発売日 : 2009.5.5
自主制作
価格 : \500 (tax in)
posted by puri at 23:53| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

minjah 「BAR BAR BAR」

minjah 「BAR BAR BAR」

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衣食住全てに於いて言えることでもあるのだが、とりわけ我々が普段耳にしている音楽の殆どは輸入文化である。そもそも音楽には成立するまでのバックグラウンドが確実に存在しており、例えばヒップホップなどはそれが誕生した70年代のアメリカにおける黒人の貧困・被差別と密接に関係している音楽である。終戦直後に我々が異国から輸入したのはその形骸だけだったが、それから60年経った今ではその容器は日本独自のバックボーンで満たされ、オリジナルとは違う発展の仕方を遂げている。
6月に発売される minjah のファースト・フル・アルバムのルーツはレゲエやラテンであるが、そこにどこか懐かしい日本的な旋律を加え、彼らの独特なセンチメントを携えて鳴っている。またはっきりと発音されるリリックに耳を傾けてみると、我々の心に直接届くようなキーワードが耳に飛び込んでは琴線に触れていく。根幹から日本文化との密接な結びつきを見せつつもゆったりと流れるレゲエサウンド。最早これは輸入の文化ではなく我々固有の文化として根付き、人間の生き様がここに刻み込まれていることは、一目瞭然だろう。並のスキルでは到達出来無い肉体的な珠玉のサウンド。

Myspace
mixi

発売日 : 2009.6.3
レーベル名 : ひぐらしレコード
品番 : HGRS-003
価格 : \2,000(tax in)
posted by puri at 23:49| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

KNOCK OUT MONKEY 「SKANK UP」

KNOCK OUT MONKEY 「SKANK UP」

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神戸発のミクスチャーバンド KNOCK OUT MONKEY 、前作からおよそ1年ぶりのリリースとなるセカンド・アルバム「SKANK UP」。13曲入りの渾身作である。

「ミクスチャー」という言葉通り、ヒップホップ・レゲエのみならず90年代後半のオルタナティブの匂いを漂わせるようなフレーズ・メランコリックなアルペジオなど、楽曲を構成する要素の振れ幅はとてつもなく広い。しかもそれらの要素を少しずつ摘んで繋ぎ合せただけの小さい型に嵌ったものでなく、それらを消化し尽し、とっくの昔に通過したかのように真っ直ぐ鳴らされる音。ここでしか鳴らない、この4人でしか鳴らせない必然の音がある。それ程までに彼らの音にはオリジナリティが備わっているということだ。この多種多様の楽曲群を軽やかに操縦するVo/G w-shun のヴォーカルは全編に渡って一本の筋を通している。ここまで多岐に渡る楽曲の上を全てスキルフルに歌い上げてしまう彼の力量は突出したものがある。彼らにはもう「ミクスチャー」というカテゴライズは必要ない。既に彼らはもっと大きなフィールド、「音楽」というカルチャーそのものに改めて対峙している。

audioleaf
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発売日 : 2009.4.1
レーベル名 : Gyro Music Entertainment / Sunred Records
品番 : GMEC-1005
価格 : \2,200(tax in)
posted by puri at 21:52| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Great Funny Pant Sound 「Neo Polis Drive」

The Great Funny Pant Sound 「Neo Polis Drive」

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若干22歳の4人組、 The Great Funny Pant Sound の7曲入りファースト・ミニ・アルバム。

豊富な音楽知識に裏打ちされる独特の世界観。それの持つ深みがとにかく凄い。近年登場する新人アーティストの中でもここまで濃密なサウンドを叩き出すバンドは稀である。ディレイ / リヴァーブによる浮遊感は不穏な空気、或いは輪郭の無い不安感をどこからともなく呼び寄せる。そこに淡々としていながらも肉体的でシャープなドラムビートが加わり、前述の浮遊感とあいまった時にそれらは微妙な感覚の捻れ、ズレを生じさせる。重ねられたヴォーカルは繊細かつ独特な佇まいを見せ、そこに印象をはっきりと残していく。コードの選択センス・楽曲展開も彼らのサイケ感を増長させる重要なファクターの一部であり、また時折顔を覗かせるシンセサイザーなどの空間的な処理を施された音の数々は煙のように忍び込みながらも堂々の自己主張をしている。覚醒とサイケの同居。肉体性とカームな感情の混合。ひとつの塊となって射出され、危険な程の中毒性を放つ彼らの楽曲のエッセンスには、日本のオルタナティブ・ミュージックの未来の断片が確実に存在している。

myspace
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発売日 : 2009.6.3
レーベル名 : Apple Paint Factory Records
品番 : APFR-0012
価格 : \1.500(tax in)
posted by puri at 21:48| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

smash funny stone 「subliminal Hz」

smash funny stone 「subliminal Hz」

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東京のマーズヴォルタ!都内はもちろん、最近は千葉、福島、栃木、群馬、大阪等への遠征も頻繁に行っている彼等。1曲6分以上がザラである(ライブでは3,4曲ほどで持ち時間を使い切ってしまう)その楽曲は、メタリックな質感のギターのリフ、変拍子に次ぐ変拍子で様々な表情を見せるプログレッシブな曲展開、ベースレスであるとは思えない重厚なサウンド、そして激情的なヴォーカルで成り立っています。複雑に絡み合うフレーズとフレーズ。まるでひとつの長い物語を観るような、次々と畳み掛けるようなリフやブレイクに突如訪れる静寂な場面などドラマチックかつカオティックな曲展開。それら全てがひとつの感情に向かって進んで行きます。エモと呼ばれる音楽はたくさんありますが、彼等こそが本当の意味でエモーショナルであると言えるでしょう。キノトのドリンクカウンターでも販売しているので是非手にして下さい!

myspace
mixi

発売日 : 2008.8.10
自主制作
価格 : \500(tax in)
posted by puri at 22:42| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Watanabes 「Independent Social Power」

The Watanabes 「Independent Social Power」

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メンバーに実の兄弟を含むイギリス・ベルギー・ニュージーランド出身の4ピースバンド The Watanabes の10曲入りファースト・フル・アルバム。

本人達も影響を受けたと公言しているUKロックの雰囲気やネオアコの空気感等を汲みつつ、The Watanabes というフィルターを通して見つめた "東京" 、その中で巻き起こる様々な出来事と密接に関係した抒情的なリリックやメッセージは強いリアリティを伴って歌われ、彼らのオリジナリティのうちの重要な一つとなっている。心の奥まで響き渡るアコースティックギターを筆頭に全てのパートが温かく手を差し伸べてくるようであり、かつその手の優しさは非常に強く、過剰に歪んだギターやアグレッシブなリズム等を必要とせずともリスナーを感動させてくれる。ボーカルの美しいメロディは聞き手を選ぶことなく万人の心に行き届くことだろう。ロックやフォークだけでなくエモ好きのリスナーにもお薦めな傑作ファースト・アルバム。

発売日 : 2008.11.25
レーベル : Favourite Tree Records
品番 : 634479939051
価格 : \1,260(tax in)
posted by puri at 22:37| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

school food punishment 「Riff-rain」

school food punishment 「Riff-rain」

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5月にシングルリリース、メジャー進出が決定し、今後の動向が注目されるアーティスト、 school food punishment が今年1月にリリースしたサード・ミニ・アルバム。

瞬間を通り過ぎていく一音一音を取り零すな。高速で現在から過去へ駆け抜けていく音の群れは合致と分離を繰り返し、リスナーの予想のつかない動きを見せ、我々を包囲する。まずドラムが正確なリズムを刻み時間軸を形成し、我々の時間感覚を完全にジャックする。そしてコントロールを失った我々をベースが思いのままに操り、その影響は目の前に広がる風景にまで及ぶ。そのソリッドな音を聞いていると全てがクリアに見えてくる。脳の覚醒を促しているのかも知れない。キーボードはその旋律を以って風景に色を塗る。その色は正にバリエーションに富んでいて、澄んだ色や歪んだ色、優しい色や攻撃的な色まで自在に表現する。日常と全くかけ離れた音世界に驚きを隠せず、その中を彷徨いかけている我々に明確なディレクションを示すボーカル。心地良い発声で紡がれるリリックの断片は頭に刻まれ、いつまでも残り続ける。アルバムの中のほんの数秒の中に一体どれだけの風景が立ち現れているのだろうか。今このアルバムを聴きながらどれくらいの時間が経ったのか解らないがそんなものは気にする必要がない。再び1曲目のイントロが聴こえて来たので、この世界にもう少し留まることにする。

myspace
mixi

発売日 : 2009.1.14
レーベル : FIVEMAN ARMY ROCKS
品番 : XQCY-1041
価格 : \1,700(tax in)
posted by puri at 22:33| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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