2008年08月28日

halt「outa」

halt「outa」

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ただ左と右からしか鳴らないはずの音が―スピーカーあるいはヘッドフォンから流れ出てくる音の像が驚く程に立体的である。
各々メンバーのスキルアップ、様々なアーティストのレコーディングを手掛けるエンジニア藤井氏のサウンドメイキングといった要因が化学反応を誘発し、この音の一つ一つを創り上げている。
ドラムセットのハイハットの一打を取ってみても、楽曲全体を俯瞰してもコンマ一秒の緩みもなく全てがクリアに冴え渡っている。
しかしそれが平面的にただ垂れ流されるのではなく、マイクが微かに拾う空気の揺れ、リズムのアクセント、また楽曲全体をフロウしていくボーカル・坂口徹の伸びやかな歌が、「人間」が演奏しているという生々しさを音の隅々にまで与えているのである。

この音の中に確かにメンバー4人の姿が存在し、互いの呼吸を読みながら一音・一打を研ぎ澄ましている様子がリアルに伝わってくるのだ。
ライブのダイナミクスと音源の忠実さを素晴らしいバランスで成立させた意欲作である。

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発売日:2008.9月中旬 (ディスクユニオン or ライブ会場限定)
自主制作
¥500 (w/DVD付)
posted by puri at 20:54| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする