2010年06月02日

PSYCHO FOOD EATERS 「THIS IS "FUN" NOT COMICAL」

PSYCHO FOOD EATERS 「THIS IS "FUN" NOT COMICAL」

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キノトが全世界に誇る至高のパーティ・バンド、PSYCHO FOOD EATERSから待望の1stミニ・アルバムが!お馴染みロックなアパレル ROLLING CRADLE の起ち上げたレーベル CHEERS ROCK RECORDS からついにドロップ!! 8曲収録で収録時間は何と20分の激速アルバム!早え!
一貫して「パーティ」のスタンスを大切にしている彼ららしいイントロから幕が開き、そのままの流れでズザーっと怒涛の勢いでなだれ込む「Jailhouse Rock, Supreme」。そして更に乱射的に攻めまくる激速チューンの「THIS NEW FRIENDS」に息つく暇も無く突入!もうここまででほとんどのリスナーはヤラれることでしょう。だって彼らのサウンドに説明は一切不要だし、ていうかここまでだけでも彼らの良さが一発で分かるでしょう?サウンドに込められたこの爽快感は、テンポが速いっていうのももちろん、音源から漂ってくる「パーティの為なら何でもやるぜ!」的なガツガツ感から来てるんだと思います。んで彼らのそういうところがこの爆裂サウンドの肝になっているんだと思います。短いけどこんなにガツガツでハチャメチャでドタバタな最高の20分、他のバンドではそう体現出来ないと思いますよ。そしてだからこそ、最後に収録された「Please Come Back POCHOMKIN」の輝いてるボーカル・メロディとホーン・サウンドは、ハッピーでありつつもアルバムが終わってしまう寂しさも相まってどこかセンチメンタルに僕には響くのです。更にアルバムの最後に何だコレ?的な仕掛けもあって、本当に頭から爪先まで彼ららしい1stアルバム!ここまで楽しかったらもはやズルいです。

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発売日: 2010.6.16
レーベル名: CHEERS ROCK RECORDS
品番: RCXCR-0001
価格: ¥1,500 (tax in)
posted by puri at 19:57| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヒーヒズヒムイズム 「少女A」

ヒーヒズヒムイズム 「少女A」

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ここキノトや三軒茶屋を中心に活動中の4ピースバンド、ヒーヒズヒムイズムが解き放ったファースト・アルバム。昭和歌謡やオールディーズからの影響をベースに、オルタナティブ・ロックやグランジ、シューゲイズなどの要素も放り込み、更にVo/G横溝鞠子の文学的かつニヒリスティックな歌詞、諦観の感情が覗き込む尖った歌声が全体をミステリアスにまとめあげている。迷いなくストレートに紡がれる感情や堂々としたサウンド、防御せず攻撃のみを繰り返すギターのフレーズは一貫して彼らのオリジナリティや表現テーマを一途に表現しており、しかしサウンドの指向性は実に多彩で、スリリングな展開を見せる「Kioku So Shitsu」や、スウィングするビートが心地良い「甘い蜜」、硬質な四つ打ちビートから広がっていく世界観が美しい「ユーレイ」など、楽曲たちは実に様々な表情を見せる。そして最後に収録された15分弱に渡って繰り広げられるドラマティックな「今日は私が死んだ後の世界のことばかり考えていた」は圧巻で、「死」というシリアスなテーマに対峙した時にふと感じる孤独感、恐怖感、焦燥感、諦念を、抽象的なままの生々しい歪な形で吐露している壮大なナンバーである。
アルバムを通してどこまでもリアリスティックで、迷いのないクリアな音像を描き出す、重み・深みともに充分なアルバム。一度でも聴いたら、どこまでもあなたの耳を攻め立てる。

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発売日: 2010.5.26
レーベル名: BEAST WORKS
品番: VDCA-1012
価格: ¥1,400 (tax in)
posted by puri at 19:42| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハヌマーン 「RE DISTORTION」

ハヌマーン 「RE DISTORTION」

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大阪の鋭角ギターロック 3 ピースバンド、ハヌマーンから届いたセカンドミニアルバム「RE DISTORTION」。これは2010年代の国内ロック・シーンのスタンダード、かつカウンターにも成り得る振れ幅のアルバムである。

シングルコイルの鋭く乾いたジャキジャキ音。リズム隊としての役割だけでなく、ギターと絡むメロディをも描き出すベースライン、手数の多さとユニークなフレーズで存在感の半端ないドラムス。それらがニューウェーブやポストパンクライクな緊張感、或いは隙間感を纏いながら絡んでは解れ、様々に形を変えながら独特のアンサンブルに向かって突進していく。ナンバーガールの空気感や狂気感と共通するものを感じさせつつも、彼らはそれを通過したところに―オマージュやリスペクトといった範疇を越えたところに存在する、彼ら固有の破壊感を手に入れている。耳につきやすい特徴的なギターリフやそれに効果的に絡むベースラインなどの計算されたアンサンブル、それが一気に爆発を迎え暴走を始める瞬間のカタルシスは凄まじい。これほどの爽快感を実に自然な手法で、リスナーに伝わりやすい形で描ききっているセンスは素晴らしい。しかも彼らは3ピースバンドである。メンバー全員が確固たる意志と意味合いを音に込めて鳴らしているからこそ、ここまで鉄壁のアンサンブルをモノにしたのだろう。ギターロックの常識を塗り替えてしまう名盤がここに。

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発売日: 2010.6.9
レーベル名: ASR RECORDS
品番: DQC-488
価格: ¥1,575 (tax in)
posted by puri at 19:32| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MAMA DRIVE 「カラスと目玉」

MAMA DRIVE 「カラスと目玉」

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破壊衝動と美の追求というのは背反するようで実は両立する。例えばビル解体の際の爆破作業において、その手際の良さや事前の計算通りに事を運ぶ完璧さ、そしてその光景そのものに対して美しいと感じる経験が、一縷の違和感を感じながらにも誰しもある筈だ。そしてMAMA DRIVEの楽曲を聴いている時も、どこかしら似たような感覚があることに気づく。
MAMA DRIVEはシニカルな感触の日本語詩、どこか諦観の色合いを備えているボーカル、ステージで魅せるパフォーマンスなど一見するととても危険だ。そしてその危険性は演奏の破壊衝動で倍増される。録音されたスネアドラムの音はとても狂人で、ドラムセットを破壊しかねない程に打ち付けるスティックが目の前に見えてくるようだ。ギターの音色の高音成分、ベースの低音部分が両耳をこれでもかと攻め立てる。殺気が充満しているフレーズは切れ味が鋭いどころの話ではなく、そこから既に血が流れているようだ。しかしそれ程までに切迫しているサウンドは、徹底してリスナーに「生」の実感を与えている。サウンドから感じる痛みが、我々の痛感が正常に働いていることを証明している。そう、MAMA DRIVEの音は生きている。どのバンドよりも「生」を誇っているサウンドである。だからこそ音には意志が存在し、美しい動きをしながら我々に手を差し伸べてくれる。生と死のギリギリのところに存在する本質剥き出しの状態の感情を、そのままパッケージングすることに成功した5曲入りミニアルバム。


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発売日: 2010.4.7
レーベル名: ぺぺろんち〜のレコード
品番: PPMD0001
価格: ¥1,200 (tax in)
posted by puri at 19:28| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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