2009年06月01日

Plat Home Nine 「Replaceable」

Plat Home Nine 「Replaceable」

Plat_Home_Nine_jacket.jpg

Plat Home Nine による新作5曲入りみミニ・アルバム。
前作「Portlait」よりアンビエントの傾向を強め、その中で引き立つ凛としたバンドサウンドとの相互効果により今まで以上にはっきりと姿を現した完全なる彼らのオリジナリティ。前作中に顕著であった各々の楽器とボーカルが交わる絶妙なバランスポイントは引き続き保たれており、優しく包み込むように鳴らされるシンセサイザーの旋律とギター、ライドシンバル・クローズドリムショットの刻みとの絡みは、それこそ「これしかない」というポイントで成立している。それが終始一貫してサウンドを支配することにより緊張感は途切れを全く見せることが無く、構築される世界は拡大を止めない。ヘッドフォンを装着し目を瞑った途端リスナーはこの世界から切り離され、5曲分の幻想的な世界へと誘われる。CDの再生が終わった後もその余韻は心地良く脳のチルアウトを促しいつまでも心に留まるが、それだけでは満足行かずつい2回目の再生ボタンを押してしまう。彼らの発生する引力はそれ程までに強力なのである。

Myspace
mixi

発売日 : 2009.5.5
自主制作
価格 : \500 (tax in)
posted by puri at 23:53| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

minjah 「BAR BAR BAR」

minjah 「BAR BAR BAR」

minjah_jacket.jpg

衣食住全てに於いて言えることでもあるのだが、とりわけ我々が普段耳にしている音楽の殆どは輸入文化である。そもそも音楽には成立するまでのバックグラウンドが確実に存在しており、例えばヒップホップなどはそれが誕生した70年代のアメリカにおける黒人の貧困・被差別と密接に関係している音楽である。終戦直後に我々が異国から輸入したのはその形骸だけだったが、それから60年経った今ではその容器は日本独自のバックボーンで満たされ、オリジナルとは違う発展の仕方を遂げている。
6月に発売される minjah のファースト・フル・アルバムのルーツはレゲエやラテンであるが、そこにどこか懐かしい日本的な旋律を加え、彼らの独特なセンチメントを携えて鳴っている。またはっきりと発音されるリリックに耳を傾けてみると、我々の心に直接届くようなキーワードが耳に飛び込んでは琴線に触れていく。根幹から日本文化との密接な結びつきを見せつつもゆったりと流れるレゲエサウンド。最早これは輸入の文化ではなく我々固有の文化として根付き、人間の生き様がここに刻み込まれていることは、一目瞭然だろう。並のスキルでは到達出来無い肉体的な珠玉のサウンド。

Myspace
mixi

発売日 : 2009.6.3
レーベル名 : ひぐらしレコード
品番 : HGRS-003
価格 : \2,000(tax in)
posted by puri at 23:49| ディスクレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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